デロンギオイルヒーターの使い方|ダイヤル操作完全ガイド
デロンギオイルヒーターを購入したものの、使い方がいまいち分からず、特にダイヤルの操作に戸惑っていませんか。「電源が入らない時の入れ方やスイッチの役割は?」「サーモスタットの使い方がよくわからない…」といった基本的な疑問から、「快適な温度は何度に設定すればいいの?」「そもそも効果的な設置場所はどこに置くべき?」という具体的な悩みまで、多くの方が同じような壁に突き当たります。さらに、「24時間つけっぱなしにすると電気代はいくらですか?」や「オイルヒーターとエアコンどっちが電気代がかかるの?」といったコスト面の心配、そして「オイルヒーターを節電しながら使うにはどうすれば?」「タイマー設定のおすすめは?」という賢い活用法も気になるところです。この記事では、実際の利用者の口コミや万が一の修理料金に関する情報にも触れながら、あなたのあらゆる疑問を解消します。
- デロンギオイルヒーターの基本的なダイヤル操作がわかる
- 効果的な設置場所と節電のコツがわかる
- 電気代やエアコンとの比較がわかる
- タイマー設定やトラブル時の対処法がわかる
デロンギオイルヒーターの使い方|ダイヤルの基本操作
- 電源が入らない時の正しい入れ方
- 基本的なスイッチの役割と操作
- サーモスタットの使い方は簡単
- 快適な室温は何度に設定すべき?
- 効果的な設置場所はどこに置くべき?
電源が入らない時の正しい入れ方

家電ユニバース作成イメージ
デロンギオイルヒーターの電源が入らない場合、まず確認すべきは「安全プラグ」です。これは故障ではなく、安全のための特別な仕組みなので安心してください。
デロンギの製品は、コンセントの過熱やトラッキング現象による火災を防ぐため、内部に温度センサーを搭載した特殊な安全プラグを採用しています。コンセントの異常を検知すると自動で電源を遮断してくれる優れものです。
電源が入らない時は、以下の手順を確認してみてください。
電源復旧の手順
1. 電源プラグをコンセントから抜く
まずは一度、電源プラグをコンセントから完全に抜いてください。
2. 30秒以上待つ
プラグを抜いた状態で、30秒ほど時間をおいて内部の回路をリセットさせます。
3. 再度しっかりと差し込む
改めて、壁のコンセントに直接、そして奥までしっかりとプラグを差し込みます。このとき、プラグがグラグラしていないか確認しましょう。
延長コードやタコ足配線はNG
デロンギオイルヒーターは消費電力が大きいため、延長コードやタコ足配線での使用は絶対に避けてください。電圧が不安定になったり、コードが過熱したりして安全プラグが作動する原因となるだけでなく、火災のリスクもあり非常に危険です。
これらの手順を踏んでも電源が入らない場合は、製品本体の故障の可能性も考えられます。その際は、無理せずメーカーのサポートセンターに相談しましょう。
基本的なスイッチの役割と操作
デロンギオイルヒーターの本体には、主に「電力切替スイッチ」と「サーモスタットダイヤル」の2種類が搭載されています。ここでは、電力切替スイッチの役割と操作について解説します。
電力切替スイッチは、ヒーターの出力を調整するためのものです。モデルによって異なりますが、多くは3段階(弱・中・強)で消費電力を切り替えることができます。これにより、部屋の広さや寒さに応じて最適な暖かさを選べます。
電力レベル | 消費電力(目安) | おすすめの利用シーン |
---|---|---|
弱 (MIN) | 500W | 寝室での就寝時、他の暖房と併用する時 |
中 (MED) | 700W | 6畳〜8畳程度の部屋、日中の室温維持 |
強 (MAX) | 1200W / 1500W | 冷え切った部屋を素早く暖めたい時、広いリビング |
使い始めは「強」で一気に部屋を暖め、室温が安定してきたら「中」や「弱」に切り替えて運転するのが、効率的で電気代の節約にもつながる賢い使い方ですよ。
スイッチの操作はとてもシンプルで、希望する電力レベルのボタンを押すだけです。2つのスイッチがあるモデルでは、両方を押すことで最大の出力(強)になります。ご自身の環境に合わせて、最適な電力レベルを見つけてみてください。
サーモスタットの使い方は簡単

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サーモスタットは、部屋の温度を設定した快適な状態に自動で保ってくれる非常に便利な機能です。ダイヤルを回すだけの簡単な操作で、無駄な電力消費を抑えながら快適な空間を維持できます。
使い方は、以下の2ステップで完了します。
サーモスタットのかんたん設定方法
ステップ1:ダイヤルを最大にセットする
まず、運転を開始する際に、サーモスタットのダイヤルを「6」や「最大」の位置まで回します。これにより、ヒーターはフルパワーで部屋を暖め始めます。
ステップ2:快適な温度でダイヤルを戻す
部屋が暖まり、「ちょうど良い暖かさだな」と感じた時点で、ダイヤルをゆっくりと左(数字の小さい方向)に回していきます。「カチッ」という音とともに電源ランプが消えるポイントがあるので、そこで止めます。
たったこれだけで設定は完了です。
以降、ヒーターは自動的に電源のON/OFFを繰り返し、あなたが「快適」と感じた温度を賢くキープしてくれます。部屋が設定温度より下がると自動でONになり、設定温度に達するとOFFになるため、つけっぱなしでも安心して使えますし、電気代の節約にも大きく貢献します。
快適な室温は何度に設定すべき?

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デロンギオイルヒーターで快適な室温を設定する際の結論は、「エアコンの設定温度よりも2〜3℃低め」がおすすめです。
なぜなら、オイルヒーターは風を出さずに壁や床、天井、そして人体に直接熱を伝える「輻射熱(ふくしゃねつ)」という方式で部屋全体を暖めるからです。これにより、室温計の数字以上に暖かく感じ、まるで陽だまりにいるような心地よさが得られます。
シーン別のおすすめ設定温度
もちろん、最適な温度は個人の感覚や部屋の環境によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
- リビングで活動する時間帯: 20℃前後
- 寝室での就寝時: 16℃〜18℃程度
特に寝室では、高すぎる温度設定は乾燥や睡眠の質の低下につながる可能性があります。少し低めに設定することで、快適な睡眠環境を保ちやすくなります。
また、加湿器を併用して部屋の湿度を40%〜60%に保つと、体感温度がさらに上がり、より低い設定温度でも暖かく感じることができます。風邪やインフルエンザの予防にもつながるため、ぜひ試してみてください。
効果的な設置場所はどこに置くべき?
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オイルヒーターの効果を最大限に引き出すためには、設置場所が非常に重要です。最適な置き場所は、ずばり「窓際」です。
部屋が冷える最大の原因は、窓から侵入してくる冷気です。この冷たい空気が床を伝って部屋全体に広がる現象を「コールドドラフト」と呼びます。窓際にオイルヒーターを設置することで、この冷たい空気が部屋に入り込むのを防ぐ「熱のカーテン」のような役割を果たしてくれます。
ヒーター本体から発せられる暖かい上昇気流が、窓からの冷たい下降気流とぶつかり、部屋全体の空気の自然な対流を促します。これにより、温度ムラが少なくなり、部屋の隅々まで効率よく暖めることができるのです。
設置する際の注意点
安全かつ効果的に使用するため、設置の際には以下の点に注意してください。
- 壁や家具からの距離:本体の周囲は、壁や家具、カーテンなどから最低でも20cm〜30cm以上離してください。
- コンセント:前述の通り、延長コードは使用せず、壁のコンセントに直接接続してください。
- 水平な場所:必ず平らで安定した床の上に設置してください。
窓がない部屋の場合は、外気に面している壁際に置くのが次善の策です。部屋の真ん中に置くよりも、冷気の侵入源をブロックすることを意識するのがポイントです。
デロンギオイルヒーターの使い方|ダイヤル以外の応用術
- おすすめのタイマー設定はこれ
- オイルヒーターを節電しながら使うには?
- 24時間つけっぱなしの電気代はいくらですか?
- エアコンとどっちが電気代はかかる?
- 購入前に知りたい修理料金と口コミ
- デロンギオイルヒーター使い方ダイヤルの総まとめ
おすすめのタイマー設定はこれ

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デロンギオイルヒーターの便利な機能の一つが「タイマー」です。暖まるまでに少し時間がかかるという特性をカバーし、生活リズムに合わせて快適な空間を自動で作り出してくれます。
タイマーには、ピンを押し込む「アナログ式」と、デジタル表示で設定する「デジタル式」がありますが、基本的な考え方は同じです。ここでは、生活シーンに合わせたおすすめの設定例をご紹介します。
おすすめタイマー設定例
1. 寒い朝も快適に!起床タイマー
冬の朝、布団から出るのが辛い…という方におすすめの設定です。
ON設定:起床する1時間前
OFF設定:家を出る30分前
こうすることで、目覚める頃には部屋がじんわりと暖まっており、快適に一日をスタートできます。また、電源を切った後も30分ほどは余熱で暖かさが続くため、早めにOFFにすることで電気代の節約につながります。
2. 帰宅後すぐに暖かい!帰宅タイマー
冷え切った家に帰るのは誰でも憂鬱なものです。帰宅時間に合わせて設定しておきましょう。
ON設定:帰宅する1時間前
OFF設定:就寝する30分前
帰宅した瞬間から暖かい部屋でリラックスできます。夜中ずっとつけておく必要がない場合は、就寝前にOFFになるように設定すると経済的です。
アナログ式のタイマーは、一度設定すれば毎日同じ時間にON/OFFを繰り返してくれます。最初は少し難しく感じるかもしれませんが、「暖めたい時間帯のピンを内側に倒す」と覚えておけば簡単ですよ。
オイルヒーターを節電しながら使うには?

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「オイルヒーターは電気代が高い」というイメージをお持ちの方も多いですが、使い方を工夫すれば賢く節電が可能です。ここでは、電気代を抑えながら快適に使うための4つのコツを紹介します。
1. サーモスタットを最大限に活用する
前述の通り、サーモスタットは設定温度を自動で維持してくれる最も重要な節電機能です。こまめに電源をON/OFFするよりも、サーモスタットに任せて「つけっぱなし」にする方が、結果的に消費電力を抑えられます。
2. タイマー機能で無駄な運転をなくす
人がいない時間帯や就寝中にヒーターを稼働させ続けるのは無駄な電力消費につながります。タイマー機能を活用し、必要な時間だけ運転するようにスケジュールを組みましょう。
3. 部屋の断熱性を高める
せっかく暖めた熱が外に逃げてしまっては、ヒーターは余計に稼働し続けてしまいます。
・厚手のカーテンを閉める
・窓に断熱シートを貼る
・ドアの隙間をテープで塞ぐ
など、少しの工夫で部屋の気密性と断熱性を高めることが、大きな節電効果を生み出します。
4. 設置場所を工夫する
これも既に解説しましたが、窓際に設置することで冷気の侵入を防ぎ、効率よく部屋を暖めることができます。これも立派な節電テクニックの一つです。
これらのコツを組み合わせることで、オイルヒーターの快適さはそのままに、月々の電気代を効果的に抑えることが可能です。ぜひ今日から実践してみてください。
24時間つけっぱなしの電気代はいくらですか?
「24時間つけっぱなしにしたら、電気代は一体いくらになるの?」というのは、最も気になるポイントの一つだと思います。電気代は、「消費電力(kW) × 使用時間(h) × 電気料金単価(円/kWh)」で計算できます。
ただし、これはあくまでヒーターが常に最大出力で稼働し続けた場合の理論値です。実際には、サーモスタット機能によって自動でON/OFFが繰り返されるため、通電している時間はもっと短くなり、電気代もこの計算よりは安くなります。
ここでは、仮に電気料金単価を31円/kWhとして、最大出力で稼働し続けた場合の目安を電力レベルごとに計算してみます。
電力レベル | 消費電力 | 1時間あたり | 8時間あたり | 24時間あたり |
---|---|---|---|---|
弱 | 500W (0.5kW) | 約15.5円 | 約124円 | 約372円 |
中 | 700W (0.7kW) | 約21.7円 | 約173.6円 | 約520.8円 |
強 | 1200W (1.2kW) | 約37.2円 | 約297.6円 | 約892.8円 |
※注意:上記の金額は、あくまでサーモスタットが作動しない場合の最大料金の目安です。実際の電気代は、お部屋の断熱性、外気温、設定温度、ご契約の電力プランによって大きく変動します。
このように、単純計算では高額に見えますが、節電のコツを実践することで、実際の請求額はこれよりも抑えることが可能です。
エアコンとどっちが電気代はかかる?
オイルヒーターとエアコン、どちらが経済的なのかは、「使い方」と「環境」によって答えが変わります。それぞれの暖房器具の特性を理解し、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことが重要です。
ここでは、両者の特徴を比較してみましょう。
項目 | デロンギオイルヒーター | エアコン(暖房) |
---|---|---|
得意なこと | 部屋全体をじんわり均一に暖める 空気を汚さず乾燥させない 運転音が非常に静か |
部屋を素早く暖める(速暖性) 短時間の使用での電気代が安い |
苦手なこと | 暖まるまでに時間がかかる 気密性の低い部屋では効率が落ちる |
空気が乾燥しやすい 温風でホコリが舞うことがある 足元が冷えやすい |
電気代の傾向 | 立ち上がりに電力を消費するが、一定温度の維持は比較的得意 | 立ち上がりは比較的省エネだが、頻繁なON/OFFは電力を消費する |
結論:どう使い分ける?
・短時間だけ暖めたい場合や、素早く暖まりたい場合:
エアコンの方が電気代は安く済む傾向にあります。
・気密性の高い部屋で、長時間じんわりと暖かさを維持したい場合:
オイルヒーターが適しています。特に、寝室や勉強部屋など、静かで乾燥しない環境が求められる場所で真価を発揮します。
両方を併用し、部屋が暖まるまではエアコンを使い、その後オイルヒーターに切り替えるという使い方も、快適さと経済性を両立させる賢い方法の一つです。
購入前に知りたい修理料金と口コミ
デロンギオイルヒーターを長く安心して使うために、修理料金や実際の利用者の声も気になるところです。
修理料金について
まず最も重要なのは保証期間です。デロンギのオイルヒーターには、通常3年間のメーカー保証が付いています。購入後に公式サイトで製品登録をすると、さらに保証期間が延長されるサービスもありますので、忘れずに登録しましょう。
保証期間内であれば、通常の使用における故障は無償で修理してもらえます。保証期間を過ぎてしまった場合の修理料金は、故障の箇所や内容によって異なります。具体的な金額については、公式サイトのサポートページで確認するか、カスタマーセンターに直接問い合わせるのが確実です。(参照:デロンギ公式サイト サポート)
実際の口コミは?
利用者の口コミをまとめると、以下のようなメリット・デメリットが挙げられます。
【ポジティブな口コミ 👍】
- 空気がキレイで乾燥しない:「喉が痛くならない」「肌がカサカサしない」など、特に乾燥が気になる方からの評価が非常に高いです。
- とにかく静か:「寝室で使っても全く気にならない」という声が多く、睡眠を妨げません。
- 陽だまりのような暖かさ:「体の芯からポカポカする」「風がないので心地よい」と、暖かさの質を評価する声が多数あります。
【ネガティブな口コミ 👎】
- 電気代が気になる:やはり電気代に関する声は一定数あります。ただし、使い方を工夫すれば抑えられるという意見も多いです。
- 暖まるまでが遅い:速暖性を求める方には不向きかもしれません。タイマー機能を活用することが前提となります。
- 本体が重い:一度設置すればあまり動かしませんが、収納時などは重さがネックになることがあります。
これらの口コミを参考に、オイルヒーターがご自身のライフスタイルや求める暖房の質に合っているか検討することが大切です。
デロンギオイルヒーター使い方ダイヤルの総まとめ
- デロンギオイルヒーターはダイヤル操作が基本
- 電源が入らない時はまず安全プラグを確認
- スイッチで消費電力を3段階に切り替えられる
- サーモスタットは体感温度で設定するのがコツ
- 設定温度の目安はエアコンより2〜3℃低め
- 最適な設置場所は冷気が入る窓際
- 壁や家具からは適切な距離を保つこと
- タイマーは起床や帰宅時間に合わせて設定
- 節電にはサーモスタットとタイマーの活用が必須
- 部屋の断熱性を高めると暖房効率がアップする
- 電気代は消費電力と使用時間で決まる
- つけっぱなしでもサーモスタットで電力は自動調整される
- エアコンとの電気代比較は使用状況によって異なる
- 空気を汚さず乾燥しにくいのが最大のメリット
- 暖まるまでに時間がかかる点には注意が必要