【プロが解説】家電の色で後悔しないための失敗回避術
「新しく買う家電の色で後悔したくない…」そう思っていませんか?冷蔵庫の色は何色がいいですかと聞かれても、白か黒かで何が違うのか具体的に分からないと迷いますよね。冷蔵庫が白だとどんなデメリットがあるのか、逆にキッチン家電の黒いデメリットは何か、それぞれ気になるところです。また、キッチンが広く見える色や、実際のキッチンの色人気ランキングも購入前に知っておきたいでしょう。今回は、最新の冷蔵庫の色ランキングから、意外と悩むレンジフードは黒かシルバーかという問題、さらには洗濯機の色で悩む方まで、おしゃれなキッチン家電のコーディネート術を、実際の口コミや感想レビューを交えながら専門家の視点で詳しく解説します。
この記事で分かること
- 家電の色選びでよくある失敗パターンと対策
- 白・黒・シルバーなど人気カラーのメリットとデメリット
- 空間をおしゃれに見せるキッチン家電のコーディネート術
- 冷蔵庫や洗濯機など家電別の後悔しない色の選び方
なぜ?家電の色選びで後悔する人の共通点

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- 冷蔵庫の色は何色がいいですか?
- 白か黒かで何が違うの?黒のデメリットは
- 冷蔵庫が白だとどんなデメリットがありますか
- 洗濯機の色で悩む人へ
- リアルな口コミ・評判をチェック
冷蔵庫の色は何色がいいですか?
結論から言うと、冷蔵庫の色は「キッチン全体の雰囲気と調和し、かつ汚れの目立ちにくさや手入れのしやすさを考慮した色」が最適です。冷蔵庫はキッチンの中でも特に大きな面積を占めるため、その色が空間の印象を決定づけると言っても過言ではありません。
例えば、ナチュラルで温かみのある木目調のキッチンであれば、白やアイボリー、ベージュといった色が自然に馴染みます。一方で、モノトーンで統一されたモダンでスタイリッシュなキッチンなら、シルバーやグレー、あるいはマットな質感の黒が空間を引き締めてくれるでしょう。
ただ、デザインの好みだけで選んでしまうと後悔につながることがあります。重要なのは、キッチンの床、壁、キャビネットの色といった「ベースカラー」との相性を考えることです。ベースカラーと同系色で揃えれば統一感が出て空間が広く見え、あえてアクセントとなる色を選べばメリハリのあるおしゃれな空間を演出できます。まずはご自宅のキッチンがどのようなテイストか、客観的に把握することから始めましょう。
豆知識:色の面積効果
色は面積の大きさによって見え方が変わる「面積効果」という現象があります。カタログの小さな色見本で見たときと、実際に冷蔵庫という大きな面積で見たときとでは、明るい色はより鮮やかに、暗い色はより重く感じられる傾向があります。可能であれば、家電量販店で実物を確認するのが最も確実です。
白か黒かで何が違うの?黒のデメリットは

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キッチン家電の定番カラーである白と黒。どちらも人気が高いですが、それぞれにメリットとデメリットが存在します。特に黒い家電はスタイリッシュな反面、知っておくべきデメリットもあります。両者の違いを理解し、ご自身のライフスタイルに合った選択をすることが後悔しないための鍵となります。
ここでは、白と黒の家電の主な違いを表にまとめました。
項目 | 白(ホワイト系)の家電 | 黒(ブラック系)の家電 |
---|---|---|
印象・雰囲気 | 清潔感があり、明るく開放的な空間に見せる。どんなインテリアにも馴染みやすい。 | 高級感があり、スタイリッシュでモダンな空間を引き締める。 |
メリット | 圧迫感が少なく、キッチンを広く見せる効果がある。ホコリや水垢が目立ちにくい。 | 油汚れや調味料のシミが目立ちにくい。生活感を隠しやすい。 |
デメリット | 油汚れや手垢による黄ばみが目立ちやすい。経年劣化で変色することがある。 | 指紋や手の跡が非常に目立ちやすい(特に光沢仕上げ)。白いホコリが付くと目立つ。 |
コーディネート | ナチュラル、北欧、カントリーなど、幅広いテイストに合わせやすい。 | モダン、インダストリアル、シンプルモダンなど、クールなテイストと相性が良い。 |
注意点 | 汚れを放置すると黄ばみが定着しやすいため、こまめな掃除が必要。 | 圧迫感が出やすいため、狭いキッチンでは重たい印象になる可能性がある。 |
特に注意したい「キッチン家電 黒 デメリット」
黒い家電を選ぶ際に最も後悔しやすいポイントは、やはり指紋の目立ちやすさです。特にツヤのある光沢(鏡面)仕上げの冷蔵庫や電子レンジは、少し触れただけでも指紋がくっきりと残り、頻繁に拭き掃除をしないと気になってしまうという声が多く聞かれます。対策としては、指紋が付きにくいマットな質感(艶消し)のモデルを選ぶのがおすすめです。
冷蔵庫が白だとどんなデメリットがありますか
白い冷蔵庫は清潔感があり、どんなキッチンにも合わせやすい万能カラーとして人気ですが、デメリットがないわけではありません。購入後に「こんなはずでは…」と後悔しないために、事前に注意点を把握しておきましょう。
主なデメリットは以下の3つです。
1. 汚れや黄ばみが目立ちやすい
白い冷蔵庫の最大のデメリットは、汚れが目立ちやすい点です。特に油ハネや調味料のシミが付着すると、すぐに拭き取らないと黄ばみの原因になります。また、長年使用していると、日光(紫外線)や熱などの影響でプラスチック部分が経年劣化し、全体的に黄ばんでくることがあります。取っ手やドアのフチなど、よく手が触れる部分は特に変色しやすい傾向にあります。
清潔な印象を保つためには、こまめな掃除が欠かせません。汚れが付いたらすぐに拭く習慣をつけることが大切です。
2. 空間に馴染みすぎて単調に見えることも
白い壁紙や白いキッチンパネルなど、周囲が白で統一されている空間に白い冷蔵庫を置くと、全体が同化してしまい、のっぺりとした印象になることがあります。「アクセントがなく、ぼんやりして見える」「思ったよりおしゃれにならなかった」と感じるケースです。これを避けるためには、冷蔵庫の質感にこだわるのがおすすめです。例えば、同じ白でもマットな質感のものや、少しガラスがかった素材のものを選ぶと、光の反射が変わり、空間に立体感が生まれます。
3. 他の色とのコントラストで汚れが際立つ
意外な落とし穴として、キッチンに黒や濃い色の調理器具や小物を置いた場合、そのコントラストで白い冷蔵庫のわずかな汚れが余計に目立ってしまうことがあります。常にモデルルームのように片付いた状態を保つのが難しい場合は、少しグレーがかった白やオフホワイトを選ぶと、汚れが目立ちにくく、ストレスを軽減できるでしょう。
洗濯機の色で悩む人へ

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洗濯機の色選びは、キッチン家電とはまた違った難しさがあります。洗面脱衣所という限られた空間に置かれることが多く、浴室や洗面台との調和が重要になるからです。
洗濯機の色で悩む場合、以下の2つのポイントで考えてみましょう。
洗濯機の色選びのポイント
- 空間に溶け込ませるか、アクセントにするか
- 洗面台や壁の色とのバランスを考える
まず、空間に溶け込ませてスッキリ見せたい場合は、白やシルバー、ライトグレーがおすすめです。多くの洗面台や壁紙は白を基調としているため、白い洗濯機は最も無難で失敗の少ない選択と言えます。圧迫感を与えず、清潔で明るい印象を保つことができます。
逆に、洗濯機をデザインのアクセントにしたい場合は、黒やネイビーといったダークカラーを選ぶとおしゃれです。ただし、この場合は注意が必要です。狭い空間にダークカラーの大きな家電を置くと、圧迫感が出て狭く感じさせてしまう可能性があります。洗面所が比較的広い、あるいは窓があって明るいといった条件が揃っている場合に適しています。
最近では、デザイン性の高い洗濯機も増えています。例えば、洗面台の扉が木目調であれば、洗濯機の操作パネルに少し木目を取り入れたモデルを選ぶと、統一感が出てハイセンスな空間になりますよ。
結局のところ、正解はありませんが、迷ったら「洗面台の色に合わせる」のが一番簡単で失敗しにくい方法です。洗面台と洗濯機は隣接して置かれることが多いため、この2つの色が揃っているだけで、空間全体がまとまって見えます。
リアルな口コミ・評判をチェック
家電の色選びで後悔しないためには、実際にその色の家電を使っている人のリアルな声を聞くのが一番です。ここでは、Webアンケートやレビューサイトで見られる「成功した」という声と「後悔した」という声をそれぞれご紹介します。
【成功例】この色にしてよかった!満足の声
(30代女性・シルバーの冷蔵庫)
キッチン全体をモダンにしたかったので、家電はシルバーで統一しました。シンクやレンジフードとも色が合っていて、クールで洗練された雰囲気になり大満足です。指紋が目立つかと心配でしたが、ヘアライン仕上げのモデルを選んだので意外と気になりません。
(40代男性・マットブラックの家電)
黒が好きで、冷蔵庫もレンジも黒にしました。光沢があると指紋が目立つと聞いたので、全部マットな質感で揃えたのが正解でした。高級感があってかっこいいし、汚れもさっと拭けば落ちるので気に入っています。
(20代女性・ベージュの冷蔵庫)
木目調のナチュラルなキッチンなので、冷蔵庫はベージュを選びました。白よりも温かみがあって、空間にすごく馴染んでいます。友達からも「カフェみたいでおしゃれ!」と褒められます。
【失敗例】この色は後悔…リアルな声
(30代男性・光沢ブラックの冷蔵庫)
見た目のかっこよさだけでツヤツヤの黒い冷蔵庫を買いましたが、大失敗でした。子どもたちが触るたびに指紋だらけになり、毎日拭かないと気が済みません。神経質な自分には向いていませんでした。
(40代女性・白い冷蔵庫)
最初は清潔感があって良かったのですが、5年経ったら取っ手のあたりがうっすら黄ばんできてしまいました。掃除はちゃんとしていたつもりですが、経年劣化は避けられないようです。次は汚れが目立たない色にします。
(20代女性・流行のくすみカラー)
インスタでおしゃれなくすみグリーンのケトルに一目惚れして買ったのですが、うちのベージュ系のキッチンには合わず、それだけ浮いてしまっています。単品で見ると可愛くても、全体の調和を考えないとダメですね。
これらの口コミから分かるように、色そのものだけでなく「質感(マットか光沢か)」や「キッチン全体との調和」が満足度を大きく左右するようです。
家電の色で後悔しないためのコーディネート術

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- キッチンが広く見える色の選び方
- キッチンの色人気ランキングを紹介
- 最新の冷蔵庫の色ランキング
- レンジフードは黒かシルバーか問題
- おしゃれなキッチン家電コーディネート術
- まとめ:家電の色で後悔しないための選択
キッチンが広く見える色の選び方

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キッチン、特にコンパクトな空間では、家電の色選び一つで広く見せたり、逆に狭く感じさせたりすることがあります。圧迫感をなくし、開放的なキッチンを演出するための色の選び方には、いくつかの基本的なルールがあります。
最も重要な原則は「明るい色を選ぶこと」です。
広く見せる色の基本
- 膨張色を選ぶ:白、アイボリー、ベージュ、ライトグレーなどの明るい色は「膨張色」と呼ばれ、実際よりも物体を大きく、そして後退して見せる効果があります。これにより、空間に奥行きが生まれ、広く感じられます。
- 壁の色と合わせる:キッチンの壁の色と家電の色を同系色にすると、家電が壁に溶け込み、存在感を和らげることができます。これにより、視覚的な凹凸が減り、スッキリとした印象になります。
具体的には、以下のような色選びが効果的です。
- ホワイト系: 最も空間を広く見せる王道カラーです。清潔感と明るさを両立できます。
- ライトグレー・シルバー系: 白に近い明るさを持ちつつ、より落ち着いたモダンな印象を与えます。圧迫感を与えずにスタイリッシュさを演出したい場合に最適です。
- ベージュ・アイボリー系: 温かみのある明るい色で、ナチュラルテイストのキッチンによく合います。優しい雰囲気で圧迫感を軽減します。
広く見せたいなら避けたい色
逆に、黒やダークブラウン、ネイビーといった暗い色は「収縮色」と呼ばれ、物体を小さく、そして前進して見せる効果があります。これにより、家電の存在感が強調され、空間に圧迫感を与えやすくなります。コンパクトなキッチンでダークカラーの大型家電を選ぶ際は、特に慎重な検討が必要です。
もしダークカラーを取り入れたい場合は、冷蔵庫のような大型家電ではなく、トースターやケトルといった小型家電でアクセントとして使うのがおすすめです。
キッチンの色人気ランキングを紹介
キッチンのリフォームや新築で選ばれる人気のカラーには、時代を問わない定番色から最新のトレンドまで様々です。どの色が多くの人に選ばれているかを知ることで、色選びの参考になります。リフォーム会社の公開データや住宅設備のトレンドを基に、人気の高いキッチンの色をランキング形式でご紹介します。
- ホワイト(白系)
不動の人気No.1は、やはりホワイトです。清潔感、明るさ、そしてどんな床材やインテリアにも合わせやすい汎用性の高さが支持されています。空間を広く見せる効果もあり、日本の住宅事情にマッチしている点も人気の理由です。 - 木目調
ホワイトと人気を二分するのが木目調です。ナチュラルで温かみのある雰囲気は、家族が集まる空間に安らぎを与えてくれます。ライトな色合いのオーク調から、重厚感のあるウォールナット調までバリエーションが豊富で、理想のテイストに合わせて選べるのも魅力です。 - グレー系
近年人気が急上昇しているのがグレーです。ライトグレーは上品で洗練された印象を、ダークグレー(チャコールグレー)はモダンでホテルライクな空間を演出します。他の色との相性も良く、ステンレスや木目といった異素材とも組み合わせやすい万能カラーです。 - ブラック(黒系)
スタイリッシュで高級感のあるブラックは、こだわり派に人気のカラーです。空間をキリっと引き締め、非日常的な雰囲気を醸し出します。指紋が目立ちやすいというデメリットがありましたが、最近はマットな質感や指紋が付きにくい加工が施された製品が増え、選びやすくなっています。 - ネイビー・ブルー系
個性を出しつつも落ち着いた印象を与えたい人に選ばれているのがネイビーやブルー系です。特に深みのあるネイビーは、上品さと知的な雰囲気を両立できます。白や木目、ゴールドの取っ手などと組み合わせることで、海外のキッチンのようなおしゃれな空間が完成します。
最新の冷蔵庫の色ランキング
冷蔵庫のカラーは、キッチンの定番色とは少し違ったトレンドが見られます。家電メーカー各社がデザインに力を入れており、毎年新しい質感やカラーが登場します。2025年現在の最新トレンドと人気ランキングを見ていきましょう。
トレンドは「マット」と「ニュアンスカラー」
現在の冷蔵庫のトレンドは、テカテカした光沢仕上げよりも、落ち着いたマットな質感が主流です。また、真っ白や真っ黒ではなく、少しグレーがかった「グレージュ」や、緑や青みがかった「くすみカラー(ニュアンスカラー)」など、絶妙な色合いのモデルが人気を集めています。
最新人気色ランキング TOP5
- ホワイト系(特にマットホワイト、セラミックホワイト)
定番の白ですが、現在は光沢を抑えたマットホワイトが圧倒的な人気です。陶器のような質感のセラミック調ホワイトも登場し、高級感を求める層から支持されています。 - グレー系(ライトグレー、ダークグレー)
インテリアに馴染みやすく、モダンでおしゃれな印象を与えるグレーが2位にランクイン。特に他の家電や家具と調和しやすいライトグレーが人気です。 - シルバー・ステンレス系
プロ仕様のような本格的な雰囲気と、スタイリッシュな見た目が根強い人気のカラーです。掃除がしやすく、機能美を重視する人に選ばれています。 - ブラック系(特にマットブラック)
指紋が目立ちにくいマットブラックの登場で、人気が再燃しています。空間をぐっと引き締め、生活感を抑えたいというニーズに応えています。 - ベージュ・グレージュ系
ナチュラルで優しい雰囲気を演出するベージュや、グレーとベージュの中間色であるグレージュが人気を高めています。木目調のキッチンや淡色系のインテリアとの相性が抜群です。
これらの色は、ただ単色であるだけでなく、ガラス素材の下に色があったり、細かな凹凸のある質感だったりと、素材感にもこだわったモデルが多いのが最近の特徴です。
レンジフードは黒かシルバーか問題
レンジフード(換気扇)の色は、キッチン全体の印象を左右する重要なパーツです。特に選択肢として挙がることが多いのが「黒」と「シルバー」。どちらを選ぶべきか、それぞれの特徴と選び方のポイントを解説します。
どちらが良いかは、「何を基準にコーディネートするか」で決まります。
シルバーがおすすめのケース
シルバーのレンジフードは、以下のようなキッチンにおすすめです。
- コンロやシンクがステンレスの場合:コンロやシンクの素材と色を合わせることで、調理スペースに統一感が生まれます。最もまとまりやすく、失敗の少ない組み合わせです。
- 機能的でプロっぽい雰囲気にしたい場合:シルバー(ステンレス)は業務用厨房のイメージもあり、機能的でクリーンな印象を与えます。
- 圧迫感を減らしたい場合:黒に比べて明るい色なので、天井が低いキッチンやコンパクトなキッチンでも圧迫感を軽減できます。
黒がおすすめのケース
一方、黒のレンジフードは空間のアクセントとして効果的です。
- 空間を引き締めたい場合:黒は空間を引き締める効果があります。キッチン全体が白や木目調でぼんやりしがちな場合に、黒いレンジフードが良いアクセントになります。
- IHクッキングヒーターが黒い場合:トッププレートが黒いIHヒーターと色を合わせることで、縦のラインが揃い、非常にスッキリとしたモダンな印象になります。
- インダストリアル、男前インテリアの場合:アイアン家具などを使ったインダストリアルなテイストのキッチンには、マットブラックのレンジフードが非常によく合います。
最終的には好みになりますが、簡単な選び方としては、「コンロの色に合わせる」のがおすすめです。コンロとレンジフードは上下に並ぶ関係なので、この2つの色が揃っていると、それだけでデザイン的なまとまりが生まれますよ。
おしゃれなキッチン家電コーディネート術

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家電の色を上手に組み合わせることで、キッチンはもっとおしゃれで快適な空間になります。ここでは、誰でも簡単に実践できるコーディネートのコツを3つご紹介します。
1. 空間のカラーを「3色以内」にまとめる
インテリアの基本ですが、空間に使う色はベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの3色に絞ると、まとまりやすく洗練された印象になります。
- ベースカラー(約70%):壁、床、天井など
- メインカラー(約25%):キッチン本体、冷蔵庫、カーテンなど
- アクセントカラー(約5%):トースター、ケトル、調理器具、小物など
例えば、「ベース:白、メイン:木目、アクセント:黒」といった具合です。冷蔵庫などの大型家電はメインカラーに、ポットやミキサーなどの小型家電はアクセントカラーにすると、バランスが取りやすくなります。
2. 「色」だけでなく「素材感」を揃える
色を揃えるのが難しい場合は、素材感を統一するだけでも一体感が生まれます。例えば、冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器を「ステンレス調」で揃えたり、取っ手やフチの部分が「木目調」で統一されたシリーズを選ぶなどです。異素材が混在するよりも、ぐっとスッキリ見えます。
特に「よく触る部分」は指紋が付きにくい艶なし(マット)素材を選ぶと、デザイン性とメンテナンス性を両立できておすすめです。
3. 長く使う家電は「定番色」、トレンドカラーは「小物」で
冷蔵庫や電子レンジのように一度買うと10年近く使う大型家電は、白・黒・シルバーといった流行に左右されない定番色を選ぶのが賢明です。飽きがこないだけでなく、将来キッチンの模様替えをした際にも合わせやすいというメリットがあります。
その上で、くすみカラーやビビッドカラーといったトレンドの色は、買い替えやすい電気ケトルやコーヒーメーカー、ミキサーなどの小型家電で取り入れましょう。これならコストを抑えつつ、手軽にキッチンの印象を変えて楽しむことができます。
まとめ:家電の色で後悔しないための選択
この記事では、家電の色選びで後悔しないためのポイントを解説しました。最後に、重要な要点をリスト形式でまとめます。
- 家電の色選びはキッチン全体の調和が最も重要
- 大きな面積を占める冷蔵庫は特に慎重に選ぶ
- 白は清潔感があるが黄ばみや汚れが目立ちやすい
- 黒は高級感があるが指紋やホコリが目立つデメリットがある
- 指紋対策には光沢仕上げよりマット仕上げがおすすめ
- 迷ったらキッチンの床や壁などベースカラーに合わせると失敗しにくい
- キッチンを広く見せたいなら白やライトグレーなどの膨張色を選ぶ
- 黒などの収縮色はコンパクトなキッチンでは圧迫感を与える可能性がある
- 洗濯機の色は洗面台の色に合わせると統一感が出る
- レンジフードの色はコンロの色と揃えるのが簡単な正解
- 実際に使っている人の口コミや評判は非常に参考になる
- コーディネートは空間全体で3色以内にまとめるとおしゃれに見える
- 冷蔵庫など長く使う家電は白黒シルバーなどの定番色が安心
- トレンドカラーは買い替えやすい小型家電で取り入れるのが賢い
- 最終的には家電量販店などで実物の色や質感を確認することが後悔を防ぐ